キーボード制作(キーレイアウト編)

2020-09-26 自作キーボード

試作したキーボードを使い始めてしばらく経ち、壊れたり直したりを繰り返していた。 その度キーレイアウトを調整しても違和感が残り、 特に親指キー(最下段キー)の配置がいまひとつで、なかなかPCBの設計に移れない。

  • 修飾キーを親指で押す
  • 修飾キーは左右2個ずつ欲しい

という欲求を満たすためこんな風に親指キーを5x2個にしてみたが端のAltキーがどうにも押し辛い。 中指を使えば良いと思うかもしれないが修飾キーなので親指で押したい。

そこで試しているのがこのレイアウト

このSuperキーは小指の先で押すのではなく小指の付け根で押す。 この指の付け根による打鍵はちょっとした手首の傾きだけでキーを押せるので負担が少ないことが分かった。

ホームポジションから指を移動せずに押せるキーのことを一等地キーと呼んでいるが、あらたな一等地を発見した気分。

もうひとつ改善したい所として、SandSキー(長押しでShift、タップでスペース)でtypoが頻発している問題があった。 長押しを判定するしきい値(ms)を調整すれば良さそうでもあるが、ShiftとSpaceの単独キーがあったほうが明らかに認知コストは低いのでこの一等地はShiftで利用することにした。 従来のキーボードのShiftの位置とさほど変わらないので移行コストが少なくなる。

この端のSuperもまた小指の付け根でチョップするような感じで打つと小指に負担はかからない。

まだまだ調整したいと所がはあるが、永久に終わらないのでひとまずこれをMusahi60 rev1のキーレイアウトとし、PCBの制作を始める。